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SaaS比較Lab

AI 議事録ツール比較

Meeting Lens / Otter.ai / Notta / tldv / Tactiq の AI 議事録ツール5選を徹底比較【2026年版】

Meeting Lens(ミーティングレンズ)/ Otter.ai / Notta / tldv / Tactiq の AI 議事録ツール5選を、料金・日本語精度・リアルタイム性・プライバシー・機能で横並び比較。それぞれが向く用途と選ぶ前に知るべき判断軸を解説します。

12分で読了執筆: 編集部 / 北野 健介

[PR] 本記事はPRを含みます。

「AI議事録ツール、結局どれ選べばいいの?」

この質問、SaaS比較Lab に毎週のように寄せられます。Otter.ai、Notta、tldv、Tactiq、そして最近名前を聞くようになった Meeting Lens(ミーティングレンズ)。それぞれ良さげなんだけど、どれが自分の用途に合うかが分かりにくい。

この記事では、編集部が実際に5ツールすべてを契約して触り倒した上で、料金・日本語精度・リアルタイム性・プライバシー・機能を横並びで比較しました。「自分(あるいは自社)にとってどれが正解か」を判断するための材料を、できるだけ公平に並べます。

各ツールに対して**「向いてる人 / 向いてない人」を必ず書く**スタンスで進めます。万能ツールはないので、自分の用途に正直に向き合うのが選定のコツです。

結論: 用途別の早見表(スキミング層キャッチ)

長文を読みたくない人のために、結論だけ先に貼ります。

用途 おすすめツール 一言コメント
会議中の業界用語キャッチアップ・返答補助 Meeting Lens 単語クリック解説 + 返答候補 が独自機能
英語会議の文字起こし Otter.ai 英語精度はトップクラス
日本語のシンプルな文字起こし Notta 日本語精度・操作性のバランス
録画 + 要約をまとめて欲しい tldv 録画機能と要約に強み
Chrome拡張で軽く始めたい Tactiq 無料枠が寛大、機能はシンプル

それぞれの「なぜそうなるか」を以下、丁寧に見ていきます。

AI 議事録ツールを選ぶ前に知っておきたい3つの判断軸

価格や機能の前に、自分が何を重視するかを整理しておくと選定がブレません。判断軸は3つです。

軸① リアルタイム性

会議中に文字起こしを見たいか? それとも会議後の議事録だけ欲しいか?

リアルタイム性が高いツールほど、会議中に「相手の言ったことを文字で確認」「業界用語を即調査」「返答を考えながら見返す」ができます。一方、会議後の議事録だけで良いなら、リアルタイム性は不要で、録画+事後処理型のツールでも十分です。

軸② 日本語精度

主に日本語の会議か、英語の会議か?

これは結構ハッキリ差が出ます。海外発のツール(Otter, tldv, Tactiq)は英語精度が高いですが、日本語は微妙な場面があります。逆に国内発(Notta, Meeting Lens)は日本語に最適化されています。

軸③ プライバシー(データ保存場所)

文字起こしデータがどこに保存されるか?

これは法人導入で必ず議論になるポイントです。「米国のサーバに音声と文字起こしが残る」のがNGな業界(金融・医療・法務など)では、データ保存場所が選定の決定打になります。

この3軸で見ていくと、ツールの差がクリアになります。

5ツール基本スペック比較表

各ツールのスペックを横並びで整理しました。

項目 Meeting Lens Otter.ai Notta tldv Tactiq
料金(月額) Free ¥0 / Light ¥980 / Pro ¥2,980 Free / Pro $16.99〜 Free / Pro ¥1,317〜 Free / Pro $29〜 Free / Pro $12〜
無料枠 基本使い放題の想定 月300分 月120分 無制限プランあり(機能制限) 月10ミーティング
日本語精度 ◎(国内最適化 + AI後校正)
リアルタイム性 △(録画後処理寄り)
議事録自動生成 ◎(Claude Sonnet)
単語クリック解説 ◎(独自機能) × × × ×
返答候補生成 ◎(Pro限定、独自機能) × × × ×
文字起こしの保存場所 端末内のみ(IndexedDB) 米国サーバ サーバ(国内/海外) 米国サーバ サーバ
提供形態 ブラウザ + デスクトップアプリ(Mac/Win) ブラウザ + アプリ ブラウザ + アプリ + Chrome拡張 Chrome拡張中心 Chrome拡張
運営国 日本 米国 シンガポール(Notta Inc.) 米国 オーストラリア

※2026年5月時点の編集部調査による。各サービスの料金・機能は変更される可能性があるため、契約前に公式サイトでご確認ください。

このスペック表だけでも、ツールごとの「思想の違い」が見えてきます。Meeting Lens が独自機能に振り切っている一方、Otter.ai は英語圏で長く使われた信頼性Notta は日本語のシンプル文字起こしtldv は録画 + 要約Tactiq は軽量さで勝負している構造です。

ここから1ツールずつ、編集部レビューを書いていきます。

各ツール詳細レビュー

① Meeting Lens — 「会議中の頭脳補助」特化

ひとことで言うと: 会議中に頭の中を補助してくれるAIアシスタント

Meeting Lens は、他の4ツールと根本的に思想が違います。他は「会議の文字起こし → 議事録」というフロー全体を最適化していますが、Meeting Lens は **「会議中の自分」**にフォーカスしています。

独自機能①: 単語クリック解説

会議中、文字起こしされた単語をクリックすると、AI(Claude)がその場で意味を解説してくれます。業界用語に詰まる転職直後・部署異動直後・OB訪問など、「知らない単語に出会う場面」が多い人には決定打。他の4ツールにはない機能です。

独自機能②: 事前情報ベースの文脈最適化

会議の事前情報(議題・参加者・前提)を入れておくと、議事録や返答候補の精度が跳ねます。「文脈を踏まえたAI出力」という設計思想が他ツールにない。

独自機能③: AI 後校正

文字起こしは Deepgram(音声認識の精度に定評)ですが、その出力をさらに Claude Haiku で文脈校正してから提示します。これは他のツールでは見ない処理で、誤認識のリカバリーに効きます。

独自機能④: 返答候補生成(Pro限定)

相手の発言に対して3パターンの返答候補(攻め / 中庸 / 丁寧)を生成。商談、クレーム対応、役員会議などで「即答が求められるが間違えたくない」場面のサポートに使えます。

プライバシー

文字起こしの全文は 端末ローカル(IndexedDB) にのみ保存。サーバには月次の利用分数しか送らない設計。SOC 2 Type II 取得済の Clerk 認証、HTTPS 通信、Stripe 決済。国内法人運営なので、特商法・法人番号・住所もすべて明記されています。

弱み

  • 海外展開はまだ限定的(英語精度は他ツールと同等程度)
  • Light プラン(¥980)は本格利用するとクレジット上限に当たる場合あり
  • 招待コード(クーポン)は2026年5月時点で配布されていない様子(普通に Google ログイン or メール登録)

向いてる人

  • 業界転職・部署異動の直後で用語キャッチアップに悩んでいる
  • 商談・クレーム対応・役員会議などで返答補助が欲しい
  • 文字起こしデータをサーバに残したくない(機密性重視)
  • 国内法人運営の安心感を重視する

向いてない人

  • 英語会議メインの人(Otter.ai のほうが向く)
  • ただ文字起こしだけ欲しい人(Notta のほうがシンプル)
  • 録画と要約をまとめて欲しい人(tldv のほうが特化している)

② Otter.ai — 海外発、英語圏では老舗

ひとことで言うと: 英語会議のスタンダード

Otter.ai は2016年創業の老舗。英語圏ではAI議事録ツールの代名詞といっても過言ではない普及度を持ちます。

強み

  • 英語の文字起こし精度が最高峰。話者識別、句読点、固有名詞認識まで含めて完成度が高い
  • オートキャッシュ機能 — Zoom などにOtter Botを参加させて自動で文字起こし
  • Otter AI Chat — 文字起こしデータに対して質問できる

弱み

  • 日本語精度は微妙。固有名詞、業界用語、敬語表現で誤認識が多い
  • 米国サーバに文字起こしが保存される(GDPR/CCPA準拠だが、日本の機密案件では NG なケースあり)
  • 日本語UIはあるが、サポート・ドキュメントは英語中心

向いてる人

  • 英語会議が業務の中心
  • 米国・グローバル企業との会議が多い
  • 老舗ツールの安定感を重視

向いてない人

  • 日本語会議が中心
  • データの国内保存が必須(金融・医療・法務など)

③ Notta — 国内発、日本語精度に定評

ひとことで言うと: 日本語会議のシンプル文字起こし

Notta はシンガポール発の Notta Inc. が運営していますが、日本市場に強いコミットをしているサービスです。日本語UIが完成度高く、日本語精度も国内ユーザーから定評があります。

強み

  • 日本語の文字起こし精度が高い(編集部体感、誤認識率は低い部類)
  • Chrome拡張・ブラウザ・モバイルアプリ・デスクトップアプリと提供形態が豊富
  • 料金がリーズナブル(Pro ¥1,317〜)

弱み

  • 議事録の構造化精度は中程度 — 決定事項・ToDo の自動抽出はあるが、編集が必要なことも多い
  • 単語解説や返答候補のような「会議中の補助」機能はない
  • データ保存は基本サーバ側

向いてる人

  • 日本語のシンプルな文字起こし + 議事録がほしい
  • 個人〜小規模チームでコスパ重視
  • 日本語UI・サポートを重視

向いてない人

  • 会議中の単語解説・返答補助が欲しい
  • データを端末ローカルに留めたい

④ tldv — 録画+要約特化

ひとことで言うと: 会議の動画 + 要約をまとめてアーカイブ

tldv は 録画 → 要約 → 共有 というフロー特化のツール。営業のコールレビュー、カスタマーサクセスのオンボーディング録画など、「録画ベースで知見を共有する文化」を持つ組織にハマります。

強み

  • 無制限の録画プランがある(Free でもかなり寛大)
  • 要約・ハイライト・タグ付けが自動
  • Slack / HubSpot / Salesforce など外部ツール連携が豊富

弱み

  • リアルタイム性は弱い(会議中に文字起こしを見る用途には不向き)
  • 米国サーバ、英語ベースで設計されている
  • 日本語の議事録精度は中程度

向いてる人

  • 営業コールのアーカイブ・レビュー文化がある組織
  • 録画ベースでナレッジを蓄積したい
  • HubSpot / Salesforce との連携を重視

向いてない人

  • 会議中にリアルタイムで使いたい
  • データの国内保存が必須

⑤ Tactiq — Chrome拡張で軽量

ひとことで言うと: 軽くて始めやすい Chrome拡張型

Tactiq は Chrome拡張が中心 のシンプルなツール。Google Meet / Zoom にインストールするだけで使えるので、立ち上がりの早さが魅力です。

強み

  • 無料枠が比較的寛大(月10ミーティング)
  • Chrome拡張中心で、ソフトウェアインストール不要
  • リアルタイム文字起こしのレスポンスは早い

弱み

  • 機能セットが限定的(議事録自動生成はあるが、要約や分析の深さは控えめ)
  • デスクトップアプリ・モバイルアプリは限定的
  • 法人向けのガバナンス機能は弱め

向いてる人

  • Chromeブラウザ中心で軽く始めたい
  • 個人利用、無料枠で十分
  • シンプルさを最優先

向いてない人

  • 法人で複数席・ガバナンスが必要
  • 議事録の構造化や深い分析が必要

用途別の決め方

ここまでの情報を踏まえて、自分の用途別に「これを選ぶべき」を整理します。

ケースA: 業界転職直後・部署異動直後で用語の壁にぶつかっている

Meeting Lens 一択。単語クリック解説が他ツールにない決定的な機能。Free から試せます。

ケースB: 英語会議が業務の中心

Otter.ai。英語精度と海外実績で他を引き離しています。

ケースC: 日本語のシンプルな文字起こしと議事録が欲しい

Notta。日本語精度とコスパのバランスが良い。

ケースD: 営業コール・面談を録画 → アーカイブして共有したい

tldv。録画 + 要約に特化、HubSpot連携などが強み。

ケースE: 個人利用で軽く始めたい・Chromeブラウザ中心

Tactiq。無料枠が寛大、立ち上がりが早い。

ケースF: 機密性が極めて高い、データを社外サーバに残したくない

Meeting Lens。文字起こしの全文を端末ローカルに留める設計はこの中では唯一。

ケースG: 即答が求められる商談・役員会議で返答補助が欲しい

Meeting Lens(Pro プラン)。返答候補3案生成は他ツールにない機能。

こんな用途 第一候補 補足
業界用語キャッチアップ Meeting Lens 単語クリック解説
英語会議メイン Otter.ai 英語精度トップ
日本語のシンプル議事録 Notta コスパ良し
録画+要約で共有 tldv 営業コール文化向き
Chromeで軽く始めたい Tactiq 無料枠寛大
データ保存が機密 Meeting Lens 端末ローカル保存
商談・役員会議の返答補助 Meeting Lens(Pro) 返答候補3案

まとめ

AI議事録ツールは「どれが一番優れている」ではなく、**「どの用途に何が向いているか」**で選ぶのが鉄則です。

5ツールを編集部で触り倒した結論を、もう一度整理しておきます。

  • Meeting Lens — 会議中の頭脳補助に特化、単語解説 + 返答候補 + 端末ローカル保存が独自。日本語精度と機密性を重視するなら強い選択肢。
  • Otter.ai — 英語圏のスタンダード。英語会議メインなら有力。
  • Notta — 日本語のシンプル文字起こし。コスパと操作性のバランス。
  • tldv — 録画 + 要約特化。営業コールのアーカイブ文化に向く。
  • Tactiq — Chrome拡張で軽量。個人で気軽に始めたい人向け。

迷ったら、まず Free プランで2〜3個並行して試すのが結局いちばん早いです。Meeting Lens、Notta、Tactiq は無料枠が寛大なので、1週間ぐらい併用すると自分の用途にどれが合うか体感で分かります。

なお、招待コード(クーポン)が現状確認できないツールもあります。Meeting Lens は2026年5月時点で招待コード(クーポン)が配布されていないようで、通常の Google ログイン / メール認証で登録するフローです。

ツール選定はあくまで「自分の用途」が起点。本記事が、その判断の足場になれば幸いです。

各ツールの公式サイト:

執筆者

編集部 / 北野 健介

SaaS導入支援コンサルタント。中小企業から上場企業まで、これまで200社以上のSaaS選定に関わる。SaaS比較Labでは主にAI・コラボレーション・営業支援系ツールの一次調査を担当。客観評価とエビデンス重視の比較記事を書くことがモットー。

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